ここに「だからこそ」のコメントを残された方の
「協会の罪」と言うコメントがここ数日
私の心を支配して考え続けていました
協会の指導員(訓練士)の役割とはを
私の3年間の少ない飼育ボランティアの立場で
関わらせていただいた経験で考えました
ユーザーに貸与する際2ケ月センターで犬と一緒に
寝泊りし生活を共にしながら歩行訓練、飼育管理の基本を学びますが
盲導犬がいざセンターを出てユーザーの生活の中に入った場合
その環境は当然ユーザーおひとりおひとり生活環境、家族環境も
その方の住む地域環境も違います
アトムの場合ユーザーの住む現地での歩行訓練も飼育管理、健康管理も
何度も指導はされていました
しかし指導員(訓練士)がユーザーのプライベートな家族環境の変化や
まわりの方達とのお付き合いまで入り込むことには無理がありますし
指導するのはそもそも指導員(訓練士)のしごとではありません
それでも指導員(訓練士)は周りの方の理解を得るためにユーザーに
挨拶まわりをしていただいたり
出来る限りユーザーへの指導はされたと説明されました
商店街だと言うことで排泄する場所にも困った状況であったため
たとえば仕事場などで長時間犬を待機させる場合
排泄に使うおむつの着用を指導しましたが
それも虐待とみられたそうです
周りの無理解もあったのではないでしょうか
また複雑な人間関係やユーザー自身の人との関わり方など
そのような所まで指導員(訓練士)がたち入ることができるでしょうか
いろんな要素が絡まって誤解が誤解を呼び
噂が噂を呼び無いことまで・・・
何が真実だったかわからなくなる
そうして刃の矛先が協会や新聞社にまで及ぶ
協会の罪とまで言いきられるのは厳しすぎます
一番の被害者はアトムです
人間達の思惑で降りまわされて
どこかで保護ざれ匿われているとしても
アトムは本当に幸せなのでしょうか
これ以上騒ぎを広げ大きくしていくことが
アトムにとって良いことなのでしょうか
やさしくお世話をしてくださったお知り合いの方
ユーザーご自身
協会の指導員(訓練士)
この事件にかかわった皆様
みんな傷つきました
皆がいつもの平常心になれるのは
アトムが無事に帰ってくる
そのことだけです
そして今回の問題を冷静になって検証し
今後どこをどう改善できるか
協会の役割はどこまでなのかをはっきりさせる事が必要なのでは
不幸にもアトムのようなケースの場合
飼育環境を整備するために訓練士ができることは限られています
たとえば盲導犬が不幸な環境にいたとして
ユーザーの生活指導や環境整備まで出来るでしょうか
訓練士にできることは盲導犬とユーザーの様子や
飼育管理の様子、獣医師の診察で判断することしかできないのでは
今回のような虐待疑惑で周辺の聞き取りや調査まで
現状では協会がやるには無理があると思うのです
またユーザーと盲導犬をつなぐ間には県や福祉団体など
組織が絡んでいることで
貸与も中止の決定も、責任の所在もあいまいなのではないでしょうか
協会は現状出来ることはやってきたと説明会に参加して思いましたが
結局直接犬やユーザーに関わっている指導員(訓練士)に
無能な訓練士などと非難が集まり
あげく協会は何もしない、放置している、罪が深いと・・・
盲導犬に関わる制度のあり方を見直す必要があるのでは
これは九州盲導犬協会だけの問題とは思えません
そして盲導犬だけでなく家庭犬や猫達のように
人間と関わることでしか生きていけない動物を守る為の
動物保護法、動物愛護法の認識が足りないと
これまで以上に強く思うようになりました